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こだわりは、伊江島産大麦と長期熟成。オリオン史上初、沖縄クラフトと呼べるビール『オリオン ザ・ドラフト』

2020.09.30

沖縄に到着したら、まずはオリオンビール! 青い海、青い空を眺め、汗をぬぐいながら、グビグビ、プハーッ! そんな瞬間を心待ちにする観光客の方も多いはず。全国各地のさまざまな飲食店でも、オリオンビールはすっかりお馴染み。飲むと沖縄で過ごした時間を思い出す——遠く離れた沖縄に思いを馳せながら味わうオリオンビールもまた、いいものですよね。

今や“沖縄の顔”として親しまれている、このオリオンビールが誕生したのは1959年のこと。記念すべき初商品は『オリオンビール ラガー』でした。1960年には、瓶詰め生ビール『オリオン ドラフト』が発売。1973年には、缶入り生ビールも仲間入り。以降、『オリオン ドラフト』は、より“沖縄らしいビール”を目指して、味わいやパッケージデザインなど、さまざまな改良が重ねられてきました。

2015年リニューアル時の『オリオン ドラフト』
2015年リニューアル時の『オリオン ドラフト』

そして61年目を迎える2020年、新たな変革期へ。『オリオン ドラフト』は『オリオン ザ・ドラフト』として生まれ変わり、新商品として6月から販売がスタートしたのです。そのリニューアルのきっかけとは? マーケティング部の吉田直樹さんが教えてくれました。

「2019年6月に会社の代表取締役が変わり、新体制になったことを機に、改めて『オリオン ドラフト』という商品について見直してみようと。そこで、県民の皆さんに調査を実施したんですが、いざアンケートの回答を見てみると、なんともショッキングな結果。内地のビールに比べて品質が劣っているのでは? という意見が多かったんです。一方で、ブランドを隠して他社のビールと飲み比べをして頂くと、“一番おいしい”と選ばれるのは『オリオン ドラフト』でした。つまり、味については評価が高い。だとすると、これはイメージの問題なのかな、と。今までは、“楽しく乾杯してワイワイ飲むビール”というイメージで打ち出してきたんですが、これからはそれだけではなく、しっかり中身のこともアピールできるよう改善していこうと。それで今回のリニューアルに乗り出しました」

 大切にしたのは、アンケートに書かれていた「地元の企業なので期待している、応援している」という声。まずは沖縄県民に愛されるビールでありたい。そんな創業当初から変わらぬ想いを見つめ直し、辿り着いたのは “沖縄クラフト”というコンセプトでした。

「醸造者の技術が活かされた“クラフトマンシップ”が伝わるビールであること。それから地産地消のビールであること。これまでも、やんばるの水を使い、本島北部・名護市の自社工場で製造しているという点では、沖縄産ビールであることは間違いなかったんですが、もっと踏み込んで地元の原料を使ったビールを作ろうと。その原料として着目したのが、伊江島で穫れる大麦でした」

 聞くところによると、ビールに使用される大麦は“二条大麦”といって、ビール以外にはほぼ使い道がないのだとか。国産の二条大麦は希少だそうで、まして沖縄県産となればなおのこと。それが伊江島で栽培されていたとは、一体どういった経緯があるのでしょう。

「昨年の夏に弊社代表が伊江島を訪れ、小麦畑を見学したことがきっかけでした。『地域に密着した取り組みをして地産地消を実施したい』。そんな代表の話を聞いた農家さんも賛同してくださり、一緒に二条大麦の栽培を始めることになりました。もともとその農家さんとは、2016年に島の小麦を使用したクラフトビール『琉球ホワイト』を販売してからお付き合いがあり、以来また何かコラボ企画ができないかと考えていたので、とてもいい機会だったなと。その後、無事に二条大麦を収穫できたので、今回の『ザ・ドラフト』に使用させて頂くことになりました」

この大麦栽培の肥料には、『ザ・ドラフト』を仕込む際に出るビール粕を使用。伊江島の畑で育った大麦を絞ってビールを作り、その粕を栄養分として伊江島の畑に戻す。そうした理想的な循環の仕組みが実践されているのも、注目すべきトピックです。

そんな伊江島産大麦を使用することは、『ザ・ドラフト』が目指す味=“澄みと旨み”を実現するための重要なポイントでもありました。

「暑くてジメジメした沖縄の気候には、ゴクゴク飲める軽やかなビールが合っているんですよね。でも、それだけでは水を飲むのとさほど変わらないという話も(笑)。しっかりとした麦の旨み、味わいを生み出したい。そのために大麦という原料が必要でした。反面、麦を増やすと重み、苦みが強くなります。そこで、以前のドラフトに比べて1.2倍の時間をかける“長期熟成”を取り入れることに。これにより、“すっきりとしていて飲みやすい”というこれまでの良さも残すことができました」

開発を担当した醸造者の大城敬一郎さんからは、こんなエピソードも。

「苦労したのは、なんといっても“澄みと旨味”を両立させることでした。『オリオン ドラフト』のような飲みやすさはそのままに、ビールらしい旨みを足す。実はこれ、ビールを作る上で相反することなんです。ビール作りにおいては、飲みやすさを増やすと旨みは減り、旨みを増やすと飲みやすさは減るという関係性があります。そのため、大麦本来の味わいを引き出しながらも、すっきりし過ぎず、旨みをクリアに感じられるちょうどよい熟成期間を見極めることが重要でした。伊江島産大麦という原料、長期熟成という製法があってこその“澄みと旨み”の両立。ぜひたくさんの方に味わっていただきたいです」

冷蔵庫でキンキンに冷やしたビールを、同じくしっかり冷やしたグラスに注いで飲む。『ザ・ドラフト』のおすすめの飲み方を吉田さんから聞き、さっそく試してみました。ひとくち、ふたくち。するすると気持ちよく喉を駆け抜ける冷たい爽快感、口いっぱいに広がる麦の味わい、確かな飲みごたえ。これは、おいしい!

2020年6月新発売となった『オリオン ザ・ドラフト』
2020年6月新発売となった『オリオン ザ・ドラフト』

「ビールは4℃~6℃くらいで飲むのが一般的とされていますが、『ザ・ドラフト』は0℃近くまで冷やすことで、すっきりした爽やかなのどごしを一層楽しむことができます。しかも、冷たくても麦の旨みをしっかり感じられるよう味覚の設定をしているので、ぜひキンキンに冷やして味わってみてください。県民の皆さんには、この『ザ・ドラフト』を通して沖縄らしいビールの魅力を再発見していただけたら。そして全国の皆さんにも『ザ・ドラフト』のおいしさで沖縄らしさを届けられたら嬉しいです」

沖縄県内で放映されているテレビCMには、ミュージシャンの宮沢和史さんが出演。音楽は、宮沢さんが今の沖縄への想いを込めて、今回のために収録した『島唄』の新バージョンが使用されています。『島唄』も、『オリオン ドラフト』も生まれ変わる。そんな新しい息吹を感じさせる仕上がりです。

9月2日からは、沖縄県出身のミュージシャンGacktさんが出演する「ボクの町のオリオン」シリーズもオンエア。観ているこちらも思わず笑みがこぼれる、故郷・沖縄への愛に満ちあふれた素敵な映像です。

オリオンビール社が自信を持って贈り出す、沖縄クラフトの澄みと旨み。沖縄でも、日本全国どこででも。ぜひ『オリオン ザ・ドラフト』の魅力を味わってみてくださいね。

写真提供:株式会社アドスタッフ博報堂、オリオンビール株式会社

  • オリオンビール株式会社
  • 住所 沖縄県豊見城市字豊崎1-411(トミトン内)
  • 電話 098-877-5050(お客様相談室)
  • お問い合わせ受付時間 9:00~17:30(土・日・祝日、年末年始・夏期などを除く)
  • Web https://shop.orionbeer.co.jp/

沖縄CLIPフォトライター:岡部徳枝